01
横領罪の構成要件|横領してしまったら何をすべき?
お金の悩みを解決したいからと、横領に至ってしまうケースがあります。
さらに発覚せず上手くいってしまったことで感覚が麻痺し、気づけば多額の横領に手を染め取り返しがつかなくなる可能性もあります。
本記事では、横領罪の構成要件、ならびに横領してしまったらどうするべきかを解説します。
横領罪とは
他人のものを占有している(所持・支配している状態)ひとが、権限がないのにもかかわらず不法に領得(自分のものにする)行為が横領です。
利益を得ようとした意思が明確に表れた時点で、横領罪が成立するとされています。
横領罪の構成要件は、委託信任関係に基づき自己が占有する他人のものを横領することです。
横領罪は、以下の3種類があります。
- 単純横領罪
- 業務上横領罪
- 遺失物等横領罪
定義や罰則などが異なるため、それぞれ確認していきましょう。
単純横領罪
基本類型である単純横領罪とは、他人から預かった金銭を消費したり、友人から借りたアクセサリーを無断で売却したりすることです。
返却を求められた際に発覚するパターンが多いとされています。
単純横領罪で逮捕された場合、5年以下の懲役に科せられます。
業務上横領罪
業務上横領罪とは、業務として占有している他人のものを横領した場合に成立する犯罪です。
たとえば、会社の経理担当者が売上金の一部を自分の口座に送金したり、倉庫業者が顧客から預かっていた品物を無断で売却したりした行為などが該当します。
業務上横領罪で逮捕された場合は、10年以下の懲役に科せられます。
遺失物等横領罪
遺失物等横領罪は、落し物の財布を自分のものにするといった、元々持っていたひとの占有から離れた状態のものを自分のものにしたときに成立する犯罪です。
遺失物等横領罪で逮捕された場合、1年以下の懲役または10万円以下の罰金、もしくは科料が科せられます。
横領してしまったらするべきこと
横領したお金を一括で返済できる場合、弁護士を立てればほとんどのケースで会社との示談がまとまります。
刑事事件になる前に示談が成立すれば、逮捕されたり起訴されたりすることはありません。
会社側は、横領されたお金を取り戻すことを最優先するため、長期の分割払いでも示談が成立する可能性があります。
万が一、示談や裁判上での和解が成立せず逮捕または起訴され実刑になってしまえば、損害の回復が不可能になってしまうからです。
まずは、事実に間違いないのなら最大限の誠意を持って謝罪しましょう。
まとめ
今回は、横領罪の構成要件、ならびに横領してしまったら何をするべきかを解説しました。
横領を早期に解決するには、示談交渉を成立させることが重要です。
魔が差してしまい横領をしてしまった場合は、早い段階で弁護士に相談することをおすすめします。
02
当事務所が提供する基礎知識
Basic Knowledge
-
スタートアップ企業が...
スタートアップ時、相談する専門家としては司法書士や税理士をイメージする方が多いかもしれません。しかし、設立時から弁護士に依頼することで、企業はさまざまなメリットを受けられる可能性があります。今回は、スタートアップ企業が弁 […]
-
企業法務の必要性
企業法務は、会社を発展させるためにとても重要な役割を担っています。企業法務には、環境整備、経営政策・法務戦略、予防法務、有事対応というものがあります。 予防法務では、企業間の紛争を防止するために契約書のチェック […]
-
都市開発による立ち退...
道路の拡張や街の再開発など、市や区の公共事業として、都市開発が行われることは多々あります。その際、工事のために建物を取り壊さなければならず、立ち退きを求められることもあります。立ち退きを求められたら、すぐに受け入れるので […]
-
立ち退き交渉
家の立ち退きを求める理由には大きく二つのものがあります。一つ目は、賃借人側に問題があるため出ていって欲しい場合です。家賃を滞納している、無断転貸をしている、騒音などの用法違反が目立つ、などの場合です。二つ目は、賃借人に違 […]
-
警察の取り調べで黙秘...
警察などに逮捕された場合、黙秘権を行使したいと考えることがあると思います。一方、黙秘権を使うと不利になるといわれることもあります。今回は警察の取り調べで黙秘権を使うと不利になるのかについて解説します。黙秘権とは?黙秘権と […]
-
不動産問題示談の流れ
不動産問題とは、境界線を巡るトラブルや、売買に関するトラブル、賃貸に関するトラブルなど、さまざまなものがあります。このような問題を解決するためには、まずは話し合いでの示談を目指します。 示談をする際には、自己の […]
03
よく検索されるキーワード
Search Keyword
04
資格者紹介
Staff
代表弁護士
大村 典央(おおむら のりお)
- 第二東京弁護士会所属 刑事弁護委員会、裁判員センター委員会所属
- 第三次大崎事件再審弁護団所属(日本弁護士連合会委嘱委員)
- SBS(揺さぶられっ子症候群)検証プロジェクト所属
- 元IPJ(Innocence Project Japan)委員
- 第二東京弁護士会弁護士業務妨害対策委員会幹事
05
事務所概要
Office Overview
| 事務所名 | 弁護士法人品川ユナイテッド法律事務所 |
|---|---|
| 代表者 | 大村 典央(おおむら のりお) |
| 所在地 | 〒141-0022 東京都品川区東五反田5-24-9 五反田パークサイドビル7F |
| TEL/FAX | TEL:03-6456-2866 / FAX:03-6800-3645 |
| 営業時間 | 平日 9:00~18:00 (事前予約で時間外対応可能です) |
| 定休日 | 土・日・祝日 (事前予約で休日も対応可能です) |
| アクセス | 品川駅から徒歩20分 五反田駅から徒歩2分 |