刑事事件

自分や家族、友人が逮捕されてしまったときにどのように行動すれば良いのでしょうか。警察の取調べは自白を促すため精神的に高度なストレスが被疑者に加えられます。このような取調べの中で、自分がなぜ逮捕されたか本当に身に覚えのない場合でも罪を認めてしまうこともあります。これがいわゆる「冤罪」と言われるものです。また、自分が罪を犯した場合でも警察・検察による取調べの中で自分はやっていないことも問い詰められることも多いです。ここで、黙秘を貫けるかどうか、あるいは「自分は（やっていない部分について）やっていない」と言えるかどうかが重要になります。

加害者にならなくとも、被害者として犯罪に巻き込まれることもあります。窃盗・殺人・傷害といった日々ニュースで見る刑事事件は加害者と同時に被害者が存在するのです。被害者自身は加害者に対してその罪を裁くことはできませんが、警察による捜査や刑事裁判に立ち会う必要が出てきます。また、加害者に対して損害賠償や国に補償を請求することもできます。このように被害者もまた刑事事件に巻き込まれる形で法的な手続きを踏んでいかなければならないのです。これに加えて、比較的大きな事件だとマスコミが事件を追う形で被害者またはその家族に取材を迫ってきます。ここでプライバシーの問題が生じますが、精神的な負担が大きく、これに対する対処もしていく必要があります。

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